レッド&ブルー・チェアー
リートフェルトはもともと職人として育ってきました。その過程のなかで19世紀末の産業革命、イギリスで起きたウイリアム・モリス等によるアーツ・アンド・クラフツ運動などを見て彼自身このままではいけないと感じていました。積極的に機械を取り入れようとしたのです。以前にも述べた直線と平面と構成のイス( レッド&ブルー・チェアー )はデ・ステイルに参加する前にすでに作っていました。すでに彼の中にはデ・ステイルの理論が芽生えていたということになります。そこでようやく ドスブルフ と モンドリアン がデ・ステイルを結成し、そこにリートフェルトが参加するわけです。同時代の同じ理論同士の幸せな出会いだったのでしょう。リートフェルト自身デ・ステイルから直接学んだことといえば、最も基本的な色彩である、三原色だったのではないでしょうか。レッド&ブルー・チェアー のプロトタイプに色をのせ、そこでレッド&ブルー・チェアーという名でこのイスは完成しました。
『赤と青の椅子』 デ・ステイルを具現化した椅子。
by design_tank
| 2005-06-11 07:38
| Design
|
Creating New Ideas
カテゴリ 以前の記事 リンク TRIBNIA
ニュース批評、葴言、日常など、いろいろなことを書いています。 ASUKU 米国留学中の友達サイト。留学記や日常で考えたことなどを綴っています。 generation-forest webで見つけたデザイン家電、雑貨などを紹介してくれているblogです。 ライフログ 検索 その他のジャンル ファン 記事ランキング ブログジャンル 画像一覧 |
ファン申請 |
||